はないしんじゅかく花井真珠核

アコヤ本真珠パウダーの生産と真珠核の再生

〔E32その他の製造業〕

基本情報

代表者代表 花井保
郵便番号516-0016
住所三重県伊勢市神田久志本町779-1 【地図
TEL0596-23-2520/23-1902
FAX0596-23-2520
設立1970年5月
従業員数2名

事業内容・主要製品

花井真珠核は、真珠のふるさと伊勢で、凹凸などがある形状の真珠から表面の真珠層を削り出し、真珠核の再生加工を行っております。また削り出した真珠層から真珠パウダーを生産し、「アコヤ本真珠パウダー」として、提供しております。

真珠養殖で使用される真珠核の大半は、米国ミシシッピ川のドブ貝の貝殻から生産されますが、川の氾濫や乱獲により近年入手が難しくなってきており、一度使用された真珠核を再生・再利用することが重要になってきております。

真珠核の再生

日本産の未利用真珠から、キズやクラックをつけずに真珠核を取り出す独自の加工技術を開発しました。
この技術を用いて、アコヤ真珠から南洋白蝶真珠・黒蝶真珠まで、多種多様な真珠核の再生加工に対応しております。

天然貝の核、特に米国ミシシッピ川のドブ貝の核から生まれる真珠は良質の本真珠として認められています。

▲再生真珠核

▲真珠核を取り出す凹凸形状の真珠

▲削り出し加工風景

アコヤ本真珠パウダー「真珠粉」

取り出されたアコヤ本真珠の真珠層から不純物を取り除くなどの独自の加工法で、真珠パウダーを生産しています。
真珠粉1gはアコヤ真珠(7mm珠)の約20個分以上に相当します。
また、食品衛生検査の一般細菌数検査も行い、安全面への配慮をしています。

真珠は装飾品としての美しさのほか、古来より美容や健康に効果があると言われてきました。今後、真珠パウダーは多方面への展開が期待されます。

▲アコヤ本真珠パウダー「真珠粉」

▲アコヤ本真珠の真珠層の粉砕過程(左から右へ)

真珠製品

仕入れた真珠を加工し、真珠製品として販売しております。

社内トピックス(社訓、社内イベント)

真珠層成分

真珠層から削り出した真珠パウダーにはカルシウム、マグネシウム、鉄、カリウム、亜鉛、銅などのミネラルが豊富に含まれています。また上質の蛋白質がアミノ酸として含まれています。

真珠の誕生

真珠養殖には、人工受精から3年の養殖過程を経たアコヤ貝を母貝として用います。その母貝の体内に球形の核を入れることで、その周囲に母貝の分泌物による真珠層が形成され、真珠となります。

▲アコヤ貝の成長過程

主要取引先、納入実績

納入先納入実績
御木本製薬(株)
(株)湯元榊原館
一般消費者

社長から一言、社長のモットー

花井真珠核
代表者 花井保

私は、少年時代に真珠に巡り合い、その美しさに魅せられ、この仕事に就きました。

真珠は、長い年月をかけて育まれた貴重な海からの贈り物です。それを大切に利用するため、「美しい花珠真珠は女性の胸元へ、未利用真珠は再生加工へ」との考えで事業に取り組んでいます。

花井真珠核はこれからも、未利用真珠から真珠核を再生し、また削り出した真珠層から真珠パウダーへ加工することで、大切な資源の有効利用に取り組みます。

会社沿革

1970年伊勢市古市町で創業
1989年伊勢市楠部町に事業所移転
1995年伊勢市神田久志本町に事業所建設・移転