すずこう株式会社鈴工

〔E26 生産用機械器具製造業〕
当社は、住宅建築用木材を始め、CLTや集成材といった大規模木造建築向け木質素材の製造ラインを構築しています。
主に搬送装置や制御システムの設計・製作・据付を行い、海外製(主に欧州製)の木材加工機や検査機を組み込んだ生産ラインを提供しています。
お客様の工場環境や生産ニーズに応じて最適なライン構成を提案し、木造建築の普及と持続可能な社会の実現を目指しています。

朝熊事業所

基本情報

代表者代表取締役社長 牛場 正人
郵便番号516-0001
住所三重県伊勢市大湊町656-2 【地図
TEL0596-36-4320
FAX0596-31-0021
設立1979年12月
資本金2,000万円
従業員数73名(2025年現在)
URLhttp://www.suzuko-inc.com/

【第二事業所/第三工場】

郵便番号516-0001
所在地三重県伊勢市大湊町902-2

【朝熊事業所/第四工場/第五工場】

郵便番号516-0021
所在地三重県伊勢市朝熊町字鴨谷4383-428

事業内容

「鈴工の技術力×海外ネットワーク」で最先端のサービスを提供。

鈴工は製材工場、2×4コンポーネント工場、集成材工場を中心に木材産業をバックアップいたします。

主要製品

搬送装置

製造ライン

丸太を目的に応じた板材や角材などに加工し、選別・仕分けするまでの一次加工工程。

・丸太デバーカー(皮むき機)

・オートローダー(丸太供給装置)

・主製材機(バンドソー、ギャングリッパー、チッパーキャリッジなど)

・エッジャー(耳を落として寸法を整える)

・トリマー(長さ調整用の横切り機)

・スキャナー装置(寸法・欠点・含水率などを自動検出)

・自動選別ソーター(等級・サイズ別に仕分け)

主な特徴

add

・高速処理と精密なカットが求められる

・スキャナー連動でリアルタイムな寸法・等級判断

・ペレーター介在を最小限にする自動化が進展中

・多様な製材形状や仕様に応じた柔軟なライン設計が可能

桟積ライン

仕分けされた板材を自動で整列・積層し、乾燥や出荷に適した形でパレット化する二次処理工程。

主な構成機器

・スリングソーターやビンソーター(選別後の材搬送)

・自動整列装置(方向をそろえ、段取りを調整)

・桟積み機(スタッカー)(板材の間に桟木を自動挿入しながら積層)

・パレット搬送装置(積層済み製品の排出搬送)

主な特徴

・乾燥効率を高めるための精密な桟木挿入が可能

・形状・長さの異なる材にも対応する多機能整列機構

・無人運転が可能な全自動化ライン構築が進んでいる

・作業者の負担軽減・安全性向上にも直結

集成材関連取扱製品

機械名

イタリアessetre社/NC加工機

用途

大断面・湾曲材・幅広CLTの加工が1台で可能

処理内容

大断面集成材、湾曲材、幅広CLTといった大型かつ異形状の木材に対し、高精度な切削・溝加工、鋸加工などを一台で効率的に行い、複雑な形状や接合部の加工、パネル外形・開口加工などをCAD/CAM連携によって実現が可能となります。

機械名

デンマークKALLESOE社/高周波プレス

用途

CLTパネルや大断面集成材プレス

処理内容

高周波エネルギーを利用して、木材などの被加工材に塗布された接着剤を内部から加熱・硬化させることで、加圧と同時に接着を行うので短時間で効率的な接着を実現します。

機械名

イタリアMiCROTEC社/スキャナー

用途

木材の欠点認識・グレード仕分け

処理内容

画像処理技術やAIを活用したスキャナー等のセンサーを用いて、節、割れ、ヤニ壺、変色などの欠点を自動で検出し、その種類、大きさ、位置に基づいて木材の強度や品質を評価し、基準に従って最適なグレードに分類する工程であり、歩留まりの向上と品質の安定化に不可欠です。

機械名

デンマークSystem TM社/フィンガージョイントシステム

用途

木材のフィンガージョイント

処理内容

フィンガージョイントは、短尺の木材端部に指のような形状を加工し、接着剤を塗布して圧着・接合することで、強度を維持しつつ長尺の部材を効率的に製造する技術です。

得意分野・セールスポイント

鈴工3つの特徴

1.木材加工における高速搬送の技術力
2.世界をリードする海外メーカーとのネットワーク
3.万全の機械メンテナンス体制

業務体制

それぞれの部門のプロフェッショナルが鈴工ならではのチームワークでサポートします。

社訓・社内イベント等

経営基本方針

1.国際社会に適合する経営を行う。
2.新しい技術を開発し新製品を造り出す。
3.会社の繁栄と社員の生活向上を実施する。

社是「チャレンジ」

鈴工は設立以来、「チャレンジ」を社是として掲げ、どのようなお客様の要望・ニーズにもとことん向き合い、期待に答えるスタンスをとってきました。最近は海外有力メーカーの製品も積極的に取扱い、鈴工の木材搬送に関する技術力に、海外ネットワークを加え、より高次元の対応が可能になっております。創業以来、様々な面で鈴工を育ててくれた伊勢、大湊町への感謝を忘れず、これからも雇用面や地域防災活動などを通して地元に貢献していく所存です。今後も鈴工はチャレンジ精神を忘れず、この伊勢の地から日本全国、世界へ挑戦し続けます。

社外活動

「地域とのつながり・絆の強い企業を目指して」
鈴工では、周辺地域における社会活動や年間行事、クラブ活動を通じ、地元三重・伊勢市の方々とのつながりや社員同士の絆を強めることで、より地域と深いかかわりを持つ企業でありたいと考えています。

主要取引先、納入実績

納入先納入実績
積水ハウス㈱、中国木材㈱、三井ホームコンポーネント㈱、㈱三菱地所住宅加工センター、銘建工業㈱ 他
銘建工業株式会社CLT(Cross Laminated Timber:ひき板を並べた層を、板の方向が層ごとに直交するように重ねて接着した大判のパネル)設備納入。 ※弊社が納入したCLT設備にて製造されたCLTを使用し、三重県で初めてとなるCLTによる建築工事が行われました。

社長から一言

(株)鈴工
代表取締役社長 牛場 正人

当社は、創業以来「挑戦し続けること」を大切にし、木材産業における搬送技術の進化に貢献してまいりました。時代とともに変化するニーズに対応しながら、常に新たな技術を取り入れ、高速搬送システムとヨーロッパの最先端機械を融合させた工場全体のトータルソリューションを提供しています。

近年、SDGs やカーボンニュートラルの推進により、木材の活用がこれまで以上に注目を集めています。住宅のみならず、高層ビルにも木材が活用される時代となり、新たな市場が広がる中、当社もさらなる成長を目指しています。そのためには、より多くの若い世代とともに、新たな視点を取り入れながら進化し続けることが不可欠です。

また、当社の拠点は伊勢にありますが、立地にとらわれることなく、国内外へ技術と価値を発信していくことを目指しています。実際に、ヨーロッパでは地方に拠点を構えながら世界展開する企業が数多く存在します。当社も、伊勢という歴史ある土地に根ざしながら、国内外への挑戦を続け、より多くのお客様に貢献できる企業を目指してまいります。これからも、社員一人ひとりが成長し、挑戦し続けられる環境を整え、お客様とともに未来を切り拓いてまいります。今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


会社沿革

1979年資本金30万円にて有限会社鈴工 設立
1981年販売会社 有限会社スズコー商事 設立
1986年現住所(大湊町)へ本社・工場 移転
1988年東京出張所 開設
1993年本社事務所 増築
1994年SMB社(ドイツ)製品の取扱開始、資本金を1,000万円に増資し株式会社組織となる
1995年PAUL社(ドイツ)製品の取扱開始
1999年資本金を2,000万円に増資、有限会社スズコー商事を吸収合併
2000年Innovative Vision 社(スウェーデン)製品の取扱開始
2005年Merlin Technology 社(オーストリア)製品の取扱開始
2014年UNITEAM(現 BIESSE)(イタリア)製品の取扱開始
2015年Cadwork(スイス)取扱開始
東北出張所(現東日本出張所)開設
2018年KALLESOE(デンマーク)製品の取扱開始
2019年新組立工場(朝熊事業所第四工場)完成                      役員改選により 代表取締役会長に 牛場 まり子 が就任
代表取締役社長に 牛場 正人 が就任
2021年MiCROTEC(イタリア)製品の取扱開始
2022年Essetre(イタリア)製品の取扱開始
2023年System TM(デンマーク)製品の取扱開始
2024年朝熊事業所 第五工場 完成